導入商品 | ワイモス |
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稼働期間 | 2017年9月 |
計測概要 | ひび割れの影響を確認するため、静的載荷試験を実施してコンクリートのたわみを測定し、健全性の評価および現有耐力(剛性)の確認を目的として実施した。 |
概要
約40年が経過したPC橋梁の主桁下面に橋軸方向のひび割れが多数発生しているため、上部工全体の剛性が低下している恐れがある。劣化した橋梁で静的載荷試験を実施して実測たわみ量を得るとともに、計算たわみとの比較して安全性や今後の使用性を確認する。
試験内容及び試験方法
総重量を調整したトラックを所定の位置に載荷してたわみ量をワイモスにて測定。たわみの設計計算値と載荷トラックの荷重により主桁に発生するたわみ挙動を、ワイモスから得られたたわみ量と比較して曲げ剛性を把握し、橋梁構造の健全度や耐荷力余裕を把握する。
今回の試験では事前の設計計算たわみ量の値が非常に小さくなることが予想され、誤差による影響が大きくなることが懸念されていた。たわみ量の整合性を確実に確認するためにも分解能が高いワイモスが採用されることとなった。