まずは本工事の概要を教えてください。
本工事はJR横浜線(片倉駅-八王子駅間)下を横断する歩道の階段のバリアフリー化工事。スロープ設置のための地盤工事において、地盤の側方移動の影響が、近接する横浜線の軌道に変状を来すことが予想されるため、レールの安全性の確認と不測の事態を事前に防止することを目的として自動計測システムを実施。計測は上り線のみ。レールにプリズムを設置して変状を観測した。
システムを導入していただいた経緯を教えてください。
JR横浜線アンダーパス工事でH鋼をJRの境界線沿いに打ち込んで壁を作るのですが、その際に線路に変位等の影響がある恐れがあるため、自動計測装置の設置が盛り込まれました。
近接で工事をする場合、特に下水工事や推進工事、線路に影響を及ぼす恐れがあるであろう工事に関しては全て軌道計測を行います。
導入現場はどのあたりだったのでしょうか?
ここ、打越町です。線路の下にボックスカルバートが入っています。(iPadで地図を見ながら説明していただきました)
元々ここは自動車が通れなかったアンダーパスで、歩行者だけしか通れませんでした。バリアフリー化のためスロープを設けます。
運用されている方はどなたでしょうか?
私(平山所長代理)です。警戒値が設定してありますので、データが設定値を超えたらメールで連絡が来ます。だいたい毎日1㎜とかの差ですので、それほど心配していませんが。
線路の影響は座標で見ているのでしょうか?
線路の座標を計測します。1㎜2㎜、コンマ1㎜単位の値が出てきますからね。
精度はいかがでしたか?
良好でした。
想定外の効果とデメリットはありましたでしょうか?
通信速度。データが送られてくるのに10分15分かかるので、その辺が速くなれば良いかな。
スタッフの対応はいかがでしたか?
良くしていただきました。
受付時間|月~金 8:45 - 17:45
メールでのお問い合わせ