りんかい日産建設株式会社 東北土木支店 様
所長 那須様
気仙大橋復旧工事の橋台建設における
基礎工事時の杭の精度向上のための施工管理
写真左:所長 那須様
現場担当 写真左:宮川様|写真右:山本様
計測風景
プリズム
現場風景
導入商品 | パイルナビ-V |
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稼働期間 | 2014年6月~ |
現場 |
岩手県陸前高田市 |
工事名称 | 気仙大橋的場地区下部工工事 |
取材日 | 2014/6/26 |
システムを導入していただいた経緯を教えてください。
以前違う現場でパイルナビ-Pを導入したことがありまして、このシステムだけで測量していたので全面的に信頼していました。そのことがあり、今回私(那須所長)が提案しました。
まだ本稼働していない状況とお聞きました。
(インタビュー日の)一昨日に試験杭を打ったので、その時にシステムを使いました。
運用されている方はどなたでしょうか?
オペレーターが重機の中でモニターを見ながら杭打ち。初めは従来通りの測量のやり方で2点取ってやってたんですが、それとパイルナビのデータと合っていたので大丈夫だ、ということになりました。
その際トラブルなどはありましたか?
初めは測定する点がどこにいっているのか判ってなくて、システムで杭の上と下を計っているのですが、下の方が掘削した土砂に当たってしまいずれてしまいました。計測する点を調整でちょっと上の方に変えたら、いい感じになってできました。
杭の打設が110本になるとお聞きしました。長期間の施工ですね。
本当は現在の場所と対岸で1ヶ月+1ヶ月くらいで思っているのですが、ちょっと伸びそうです。
システムを導入した効果をお聞かせください。
データの精度:◎ 測量に関して、CAT等で測点を動かしてしまうので、このパイルナビがあれば測量の作業をしなくても大丈夫だろうと。だいぶ助かります。
操作性:○ 使用するのが初めての者ばかりだったのですがみんな「いいね」という反応でした。
作業人員:○ 測量作業が減るので省力化につながっています。
想定外の効果とデメリットはありましたでしょうか?
パイルナビ-Vを使う理由として、杭の本体は実際には地面の7m下にあります。しかしその上から盛土して打っているため、杭の精度がわからないのです。7m下の鉛直性が保たれているのかの精度に期待して使っています。
運用にあたり懸念していることはありますか?
基準点の入力作業が手入力で、人の作業なので間違えることがあるのが心配です。入力ミスをしたとき困るので、基準点を選べるようにしてほしい。
スタッフの対応はいかがでしたか?
那須所長:明るくてとてもいい、清潔感があって。
山本さんいい人そうですね。
(現場を担当されている宮川さんと山本さんからも、重機の説明や現場の状況を丁寧に説明していただきました。宮川さんは以前の現場でパイルナビ-Sを経験されていました)