システムを導入していただいた経緯を教えてください。
本社の技術研究所からの紹介。当初はGPSを設置していましたが、計測の精度とリアルタイム性が必要でしたので、トータルステーションとプリズムの自動計測の仕様になりました。法面のどこが動くかわからないので、計測するというよりは安全管理のために採用しました。
導入前に困っていたことはありましたでしょうか?
計測対象となる現場が約1キロと長大で、なおかつ高所であったので、電気の配線や機器の設置が大変でした。計測地点の配置計画も悩みました。
また、法面変位の観測を人がやると伝達が遅くなります。安全面とリアルタイム性を重視しました。計測の24時間自動化により、法面の動く瞬間、崩れる前兆が把握できます。
運用されている方はどなたでしょうか?
松永主任:私が毎日1回チェックしています。プリズムの汚れを磨いたりもしました。
導入時の現場の方の受けはどうでしたか?
法面の変位が管理値を超えたら警報が鳴ります。警報が鳴ったら、そして回転灯が回ったら、現場から離れるよう、みんなに周知していました。安全管理なので抵抗はありません。
システムは満足のいくものでしたか。
安全管理として導入しているので、役に立っています。”法面が動いている、やばそう”という動きが数値でわかるので、事前に危険を察知できます。掘削作業を止める目安になります。
お困りになった点をお聞かせください。
警報の基準の問題なのだろうけど、雨風の影響なのか、ちょっと法面の変位が動いただけで警報が鳴る。警報を出す基準値がわからないので、手探り状態でやっていました。
データ処理や帳票の作成はどうされていますか?
ダムシスから出力される帳票を使用しています。
システムの操作性は如何でしょうか?
HPからのユーザーログインでブラウザーで見ているので、問題ありません。
想定外の効果とデメリットはありましたでしょうか?
特にありません。
スタッフの対応はいかがでしたか?
問題なし
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