


360°プリズムを取り付けたピンポールの先端を計測箇所に接地させた状態で揺れ動かすことによって座標を取得します。
従来の技術では計測できなかったような壁面や天井などでも、簡単に座標取得できるようになりました。

“ピンポールに取り付けたプリズムの位置はピンポールの先端を中心とする球体の表面にある”とする原理に基づいた演算機能が組み込まれています。
揺れ動かすプリズムの座標を自動追尾型トータルステーションで連続的に計測し、取得した複数のプリズムの座標からピンポール先端の座標を算出します。

基準高の取得、幅や高さの算出、たわみ量や反り量の算出など、用途に応じた計算機能を備えており、この機能を使って計測作業を簡単に行うことができます。

3次元計測技術全般の課題として、現実に『点』が存在しない箇所(面取りやR加工が施された部位など)の座標取得が難しいといった点が挙げられます。
本技術を用いれば、そのような『点』が存在しない箇所についても、簡単に座標を取得することができます。

本システムには、面取りやR加工が施された箇所の『架空の角点』の座標を取得する機能があります。
下図のように、計4点の座標を計測し、1点目と2点目を通る直線と3点目と4点目を通る直線が交わる点、または両直線が最も接近する箇所を結ぶ線分の中点の座標を交点座標とみなし、これを『架空の角点』の座標として算出します。

専用の帳票フォーマットはあえて用意していません。
多くの企業で汎用的に使用されているMicrosoft Excelで作成された帳票と連携させる機能を搭載しています。
計測結果がExcel帳票に自動で入力されるため、事務所に戻ってからの入力作業を省くことができます。
別途通信機器を用意して、インターネット経由で計測値を送信して遠隔臨場のような形で管理することもできます。

受付時間|月~金 8:45 - 17:45
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